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なんでワタシはこんなに気を使うのか?【前編:人間関係で疲れる理由】

「こう言ったら、相手はどう思うだろう」
「こんなことをしたら周囲の目にどう映るだろう」
「どう言えばわかってくれるだろう」
考えすぎるほど他人に気を使い、相手に合わせて断れない。あなたはこんな気を使いすぎる人ではありませんか。気を使いすぎるあまり「他人の目が怖い」「人づきあいが苦手」といった緊張やストレスを抱え、人間関係にくたびれ果ててしまうのです。

<前編>では、そんな気を使いすぎる人の心理と原因について考えてみましょう。

 

 

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気を使いすぎる人の特徴と心理

特徴(1)責任のある立場にいる

気を使いすぎる人たちに共通することのひとつに、そのコミュニティーで責任のある立場にいるということが挙げられます。仕事を任せられている職場はかもちろん、プライベートでも何かの役割を担うと、重く受け止めて「きちんとやらなくては」「失敗は許されない」と考えます。ただ単に責任感が強いだけでなく、「みんなを喜ばせたい」とか「満足してもらいたい」という気持ちがあり、「こうしたらいいんじゃないか」というアイディアが豊富で、創意工夫を凝らします。

 

ただし、非常に逡巡します。あれやこれや考えては「こんなことしたら、あの人はどう思うだろうか」と気を回し、誰からも賛成される方策を探るのです。そんな魔法はありませんから、考えを重ねただけ疲れ、ダメ出しされようものなら落胆します。

 

ことに中間管理職で、上司にも部下にも賛同してもらえる方法がなく、思い悩む方は多いです。「こう言ったらどう思われるだろう」と気を回すあまり、どちらに対しても単刀直入に合理的な解を提示できず、相手の言い分を聞く一方。これでは疲れて当然です。

 

特徴(2)周囲の視線が気になる

他人から後ろ指を指されることはもちろん、誰かがわずかに眉をひそめることすら、気を使いすぎる人にとっては由々しき問題です。みんなのため、公共の利益をつねに考えて、利他的に行動します。それは「得点稼ぎ」ではありません。集団の一員として溶け込み、みんなの役に立ち、喜ばれたいのです。判断基準は完全に集団・相手の意思に委ねられ、自分の基準を持ちません。だから、いつも自分が「間違ってないか、喜ばれているか」確認するため、敏感に場の空気を読み、相手の顔色・視線を観察するのです。

 

「これはマズイ」「これじゃダメだ」と誰より早く察知して、対策を講じます。ただし、その仕事を誰かに頼むとか、指示を出すことはありません。マルっと自分で抱え込みます。仕事は増える一方で、燃え尽きてしまう気を使いすぎる人も少なくありません。

 

公共の場を清掃や整備、備品の補充なども気を使いすぎる人の独壇場。いち早く気づいて整えます。時折、そんな誰より先に気づく自分の特性を「損な性格だ」と悔やむことも。自分より先に気づかない周囲の人を「いいな」と羨んだり、「なんで気づかないんだろう」とイライラしたりする負の感情をひそかに握りつぶすのです。

 

特徴(3)自分のことを過小評価している

「ワタシのことはどうでもいいから」「ワタシは何でもいいから」と相手を優先させるのも気を使いすぎる人の特徴のひとつです。これは「謙虚・謙遜」とはまったく違います。事実、利他的な行動から気を使いすぎる人の多くは周囲に控えめとか遠慮深い印象を与えます

 

実は気を使いすぎる人の多くは、自分に大きな矛盾を抱えています「有能でなければならない」ただし「尊重されてはいけない」のです。

 

集団の役に立つ一員という有能な存在であることを自分に課す一方で、尊重されるべきは集団や相手で、自分は二の次、三の次のどうでもいい存在だと乱暴に片づけます。自己評価が低い一方、有能でないと集団での居場所がなくなると恐れているのです。この矛盾は、人間関係に身を置く限り、強いプレッシャーとなって気を使いすぎる人を苦しめます。人疲れするのも当然です。人間関係から離れて「早くおうちに帰りたい」「一人になりたい」と望み、帰宅後はぐったり疲れています。

 

特徴(4)素の自分を出せない

気を使いすぎる人は、人間関係の中で何らかの役割を演じています。会社や職場などオフィシャルな場で一目置かれる能力や信頼度の高い人物、プライベートでの正しくてやさしく美しい家族や友人といった役割を忠実に果たします。自尊感情が低い場合、「徹底的に目立たない存在」や「誰よりも下の立場」になりきる人もいます。

 

いずれの場合も、自分の演じている人物だと周囲から認めてもらえよう気を使い、行動するのです。

その結果、素の自分を出すことが極端に難しくなったことは事実です。人前で息抜きやリラックスはできないし、何かにうっとりしてしまうとか、涙を流す、キレるなど、感情を露わになどできません。本音を言うなんて、もってのほかです。当然、こうした溜め込まれた抑圧された感情がストレスとなります。

 

演じるのが先だったのか、素の自分を隠すのが先だったのか、今や定かではありません。ただ気を使いすぎる人にとって、素の自分になれる場所はたいへん貴重な生命線です。ほかの人たちと比べて非常に少ないし、条件も限られています。気を使いすぎる人が日々の疲れを癒して健康を維持増進するには、自分が素に戻れる安全地帯を確保する必要があります。

 

特徴(5)傷つけたくない/傷つきたくない

気を使いすぎる人は、どんな些細なことでも相手を傷つけるリスクを避ける傾向があります。人によっては徹底的に避けます。どんなときでも相手の意図を汲みとって理解を示し、それを踏まえて相手に依頼したり、了承を得ようとします。そのため話はまどろっこくなり、伝わりにくいことは否めません。実際の出来事や相手の行動を指摘したり、評価することは苦手です。

 

たとえば、何の連絡もなく待ち合わせ時間に30分遅刻した友人への苦言は、気を使いすぎる人の場合、こんなふうになります。

 

「連絡もできないほど困ってるんじゃないかって、すごく心配したのよ、いったい何があったの?」
「そう、大変だったんだね。今度は寝坊しないように、わたしが朝電話してもいいかな? 何時なら間に合う?」

 

加えて「でも、こういう大切な行事がある前の晩に夜更かししてはいけないよね」と説諭する気を使いすぎる人もいます。

 

いずれにしても、丁寧なヒアリングや提案・説諭によって遅刻者の罪悪感は薄められ、「遅刻するな!」というメッセージは伝わりません。

 

このタイプの気を使いすぎる人は、人間関係でのトラウマの持ち主でしょう。1度や2度でない、長期間にわたる習慣的な受傷を経験していることも少なくありません。誰かが傷つく/傷つけられる場面が再現されるのをひどく恐れるあまり、それを避けるのです

 

 

疲れるほど気を使いすぎるのは理由があった

気を使いすぎる人が疲れるほど気を使いすぎるのは理由があります。気を使いすぎるレベルの差はありますが、自己肯定感や自尊感情は共通して低下しています。

 

(1)HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)

最近、メディアで取り上げられ、話題に上ることが増えたHSP(Highly Sensitive Person=生まれつき非常に敏感な人)は、1996年にアメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱した、全体の15~20%に見られる気質です。病気ではありません。

 

音や光に敏感で刺激を受けやすく、感受性・共感性が強く、物事を深くとらえて考えるため疲れやすいという特徴があります。また、新しい概念なので、他人から理解を得にくく、生きづらさやメンタル不調を抱えることも。

 

気になる人はアーロン博士の日本語版サイトにセルフチェックがあります。

HSPの人は、その特性から人間関係で気を使いすぎて疲れてしまいがち。これはしかたありません。自分の特性を理解して、ちょっと人とは違う自分のケアをする必要があります。たとえば、敏感な感受性を刺激から遠ざける「思いっきりぐったり休養する時間」は他の人より長く必要です。高い共感性ゆえの律儀で丁寧なコミュニケーションで自分を縛るのもやめましょう。なんでも丁寧に理由を述べる必要はないし、答えが出なければ回答は先延ばしでOK、なんなら答えなくてもいいし、気が向かないならノーと言っていい。ぶっきらぼうで雑かもしれないけど、自分のことは守れます。

 

(2)メンタル不調

漠然とした不安がある、なんとなく憂鬱、イライラする、落ち込むことがあった、緊張が抜けない、やる気が出ない、よく眠れない、ふいに涙がこぼれる……といった心がダメージを受けているとき気を使いすぎる人になりがちです。些細なことが気になって「あの人はどう思うだろう」「自分はダメだ」「こんなこと許せない!」といった考えが、人間関係でストレスや問題を抱え込みやすくなります。

 

この状況が長く続くと、頭痛やお腹を壊す、アレルギー症状の悪化など身体症状が伴うことも。また、うつを発症させたり、気遣いしすぎて燃え尽きてしまうことがあります。

 

憂鬱さ、不安感、イライラの軽い時点で気がつくことができれば、気を使いすぎる人に歯止めをかけて、疲労やストレスをコントロールして、解消することができます。ことに「これじゃダメ」「~するべき」「もう~しかない」と自分を追い込んでいるときは危険です。後編「気を使いすぎる人が今日からできる改善策」を試してみましょう。

 

(3)AC(アダルトチルドレン)

幼少期の愛着形成が不十分で、承認欲求を満たされなかった機能不全家族で育ったAC(アダルトチルドレン)、虐めや不登校の経験を持つ人の多くは気を使いすぎる人になります。リラックスした人間関係を築くのが苦手だったり、困難だったりするため、いつもビクビクした緊張状態でいるため疲れます。

 

ご自分がACかどうか気になる人は、「『もしかしてアダルトチルドレン?』5分でわかる毒親チェックリスト」をご覧ください。

ACはトラウマや苦悩を抱えやすく、簡単には解消されません(「毒親に育てられた子どもたちの4つの苦しみ」参照)。それが気を使いすぎる人の傾向に拍車をかけます。

 

たとえば「相手からどう思われるか」という不安や、「いつもいい子(いい人/正しい人)でいなければ」という意識は、ACに付き物です。なぜなら、ACは、不安や恐怖を迎合することで回避するからです。こうした傾向に無自覚でいれば、間違いなくストレスや疲労を溜めてしまうでしょう。少しずつ、毒親から離れて、ACからの卒業を。そして後編「気を使いすぎる人が今日からできる改善策」をできるところから始めてみてください。

 

 

<後編>では、気を使いすぎる人たちが、このまま気を使いすぎると周囲にどんな影響を及ぼすのかをみていきます。そして、気を使いすぎる人が人間関係で疲れ果ててしまわないための改善策をいくつかご紹介します。

 

 

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